
テレワークという言葉をご存じでしょうか。テレワークとは、インターネットなどを介し自宅やサテライトオフィス、喫茶店など、職場以外を仕事場にする働き方です。
会社に所属していないフリーランスやSOHO※はもちろん、ワーママが会社で終わらなかった仕事を持ち帰って家で片付けるのもテレワークに当たります。
「あれ?じゃあ、私ってテレワーカーだ」と思った人も多いのではないでしょうか?
子育て世代女性の離職理由の約7割が「結婚・出産・育児のため」であることを考えると、テレワークはママたちをもっと自由にしてくれる働き方になりそうです。さて、今回は、最も多くのテレワーカーたちが仕事をする場所「住まい」のあり方について考えてみましょう。
※SOHOとは「Small Office Home Office」の略称で、小規模事務所や自宅で働く事業形態のこと。

企業・自営共に「情報通信業」が最も多く、職種としては、「研究開発・技術(ソフトウェア等)」、「クリエイティブ・デザイン」、「ライティング」、「プログラマー」など、パソコンを使う専門的な職種や仕事内容に多いのが特徴です。
インターネットの普及により、ネット環境さえあれば会社以外でもできる仕事は増えつつあります。
こんな人に向いています
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小さなお子さんがいる
・時間に余裕ができる。保育園・幼稚園への送迎や急な子どもの体調不良にも対応できる
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小学生の子どもがいる
・時保護者会、個人面談、PTAの集まり、授業参観など、短時間の用事を一時中断で対応できる
・病気、災害、学級閉鎖で子どもが学校を休んでも、仕事をしながら対応できる
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介護をしている
・仕事を中断して介護に携わることができる

まず通勤からの開放。往復時間分を仕事や家事、
自分の時間に当てることができ、それに伴う着替えや
メイクの時間や洋服や化粧品にかかる費用をカットできます。
次に、時間配分が自由であること。たとえば体調が悪いときはスタートを遅らせることもできるし、平日に用事があれば早く切り上げることも可能です。
子どもの急な病気やケガによる早退や休みで、会社や同僚に申し訳ない気持ちになるなどの人間関係を気にしなくて良いというのも大きなメリットでしょう。

在宅で働く場合、オンオフの切り替えが難しく仕事と生活の
メリハリがなくなりがち。仕事だけに集中したいときも、
家の中のことが気になってしまうなど生活面と切り離せなかったり、
時間の制限がない分、長時間労働になってしまうことも考えられます。
また他人の目がないことで、緊張感がなくなることや相談相手が近くにいない孤独感、刺激が少ないことなどメリットの裏返しのようなデメリットも存在します。このデメリットを払しょくするために、ワークスペースを設けるなど間取りに一工夫してみましょう。


自宅で仕事をするためには、専用のワークスペースが必要です。
仕事空間と生活空間を分けたり、同じ部屋に設ける場合でもきっちりと仕切ることで
オンオフの切り替えを明確に。
どんな場所が働きやすいかは人によって違うので、譲れない条件などから考えて行きましょう。
リビングの一角に作る

家事、育児、仕事…
時間にロスのない間取り
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リビングの一角にワークスペースを設けると、ちょっとした家事の合間にも仕事ができて便利
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子どもと一緒にいる時間が長くなるので、小さな変化にも気が付きやすい
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気が散らないようにアイアンで簡単な仕切りを設けるのも◎。家族がテレビをつけても見えないようにしておくのがポイント
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すぐに仕事に取りかかれるので、気持ち的なハードルが低く、仕事が進みやすい
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仕事の合間のちょっとした家事は、こまめにすることで週末にまとめて家事をすることもなくなります
専用の空間を設ける
子育てに関係なく、ずっとテレワークのスタイルを続けていこうと考えるなら、専用の空間を設けるのもアイデアの一つ。長時間座っても疲れにくい椅子など、家具にもこだわることができ、より仕事に集中して取り組めます。また、Skypeやwebカメラを利用した打ち合わせや会議などで、背後が写り込んでも安心です。

吹き抜けの踊り場や家事室を利用する
子どもが小さい間や介護の間だけという場合、またリビング以外にスペースを設けたいなら、階段の踊り場に書斎コーナーを設けたり、家事室などのスペースを利用するのもおすすめ。自分が一番働きやすいのはどこか、考えてみましょう。これから家を建てるなら、ぜひ日本中央住販にご相談ください!
