水回りのモヤモヤ対策

~ナチュラルクリーニングにチャレンジしよう

忙しいと後回しにしがちな水回りのお掃除。ちょっとサボっただけで「排水口がヌルヌル」「シンクや洗面台、水栓などに水アカがついている」「カビが生えている」など水回り独特の悩みが現れます。いざ、掃除をしようと思ったら専用の洗剤がない!

~ナチュラルクリーニングとは?

ナチュラルクリーニングとは、合成洗剤などを使わずに、自然の素材を利用して掃除をすること。具体的には汚れの性質を見極めて、酸性の汚れはアルカリ性で、アルカリ性の汚れは酸性で中和させます。 と出鼻をくじかれてしまったり、きれいにならないからといって強すぎる洗剤は環境に悪いかも…と躊躇したり。そんな人はナチュラルクリーニングに挑戦してみませんか。環境への負担が少なく、小さなお子様がいるご家庭でも安心。洗剤の種類が少ないので、片付けも簡単です。

■基本の洗剤

別名、炭酸水素ナトリウム。さらさらした顆粒で、お菓子のふくらし粉として料理に使われるほど安心の素材。弱アルカリ性で、油脂や手アカなどの酸性の汚れを落とします。クレンザーの代わりに使っても粒子が細かく傷つきにくい優れもの。ただし、アルミ素材や銅などは黒く変色してしまいますので使えません。

〈使い方〉・水100mlに対して酢を50mlの割合で混ぜてスプレータイプのボトルに入れ、気になるところに吹きつける。

石鹸カスや水アカなどのアルカリ性の汚れを取るのに役立ち、水回りで大活躍します。アンモニア臭を消臭する効果もあります。酢の種類は穀物酢がベター。果物のお酢や調味酢は掃除に使うのは避けましょう。また、匂いが気になる場合は、クエン酸でも代用できます。

※素材によっては放置すると変色する場合があるのでお手入れ後は水拭きし、酢が残らないようにしましょう。

〈使い方〉・水100mlに対して酢を50mlの割合で混ぜてスプレータイプのボトルに入れ、気になるところに吹きつける。

重曹と酢は一緒に使うとモコモコと泡が出てきます。この泡は炭酸ガスで、汚れを浮かしてくれます。酸性とアルカリ性が混ざった汚れも落とせます。